* 語り継ぎて行きたい 戦争の悲惨

 八月十五日の終戦記念日にどのような思いを抱いただろうか。
太平洋戦争に駆り出された世代は既に八十歳代。苦しい思い出、悲しい思い出、いろいろであろう。当時の体験を伝える事のできるこの世代は確実に少なくなっている。体験当時子供だった世代は戦後の食糧難を経験。この世代である親に「茶碗の米粒は最後の一粒まで食べる事」と厳しく躾けられた人も少なくないだろう。
 冬夏言子を含む戦後生まれは当然、当時を知らない。歴史の授業とテレビの特別番組などで学ぶだけの感覚で「大変だったのですね」となる。
終戦直後に生まれた人なら孫やひ孫までいる今の時代、怖いのは戦争のあったことが風化する事、先人の犠牲の上に今の平和がある事を忘れ去られる事、そして「何それ?」「そんなの関係ない!」と言う感覚をもたれてしまう事。
こうならない為にも、歴史を後世に語り継ぎ学ぶ事は重要だ。
 平和の祭典である北京五輪の最中には、グルジアでの戦闘の様子が報じられ、複雑な気持ちになった人も多いだろう。
五輪開催地である中国も内紛の火種を抱えているわけだが。

 

* これでいいのか 後期高齢者医療制度

 後期高齢者医療制度は、寿(ことほ)ぐような、めでたい保険制度でしょうか、それとも姥捨て山政策なのか。
この新制度は、七十五歳以上の高齢者を現行の健康保険から分離し別の保険に加入させるというもので、約一三〇〇万人が対象だ。受診も自己負担も原則これまで通りだ。変わったものは次の通りだ。

@保険料が全員本人負担となり、原則年金から天引きされる。保険は都道府県単位の運営で医療費が大きい地域ほど加入者の保険料が高くなる仕組みとなっている。
A「主治医制」の導入は定額制のため上限があり、必要な検査がされずに病気が重病化する恐れがあります。
Bこれまでの住民基本検診は七五歳以上も受けられましたが、四月からの特定検診では、四十歳〜七十四歳までに限定され、七五歳以上は受けにくくなっている。

 なぜ、こんなに高齢者の健康を姥捨て山のようにするのか。国の狙いは、医療費の削減である
しかし、日本の医療費の水準は国際的に見ると、OECD(経済協力開発機構)三十ヶ国中、二十二番目で、しかもイギリスの八倍、ドイツの三倍と大きく上回っている。
 今度の改革では年金収入額が月一万五千円未満の人は天引きせず、直接支払う。滞納すると保険証が取り上げられる仕組みだ。収入が全く無い方も全員対象なのです。
しかも、二年前に改定され医療費が膨らめば自動的に値上げされている。
 厚生労働省推計によると、七年後四割り増しになります。今、国の医療福祉が大きく削られていく中、私達の納めた税金の使い方の優先順位、無駄遣いを、私達国民が真剣に、厳しく、関心を持って考えなければいけない時期にきている。


2008 /08/18記