
人の命をもてあそぶ
県・福 祉 部 の 大 罪
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福井県若越みどりの村 身体障害者施設(上図)
県の身体障害者施設、「若越みどりの村」越前市で発生した集団発熱について、県はウィルス性の感染症と見られる事と自信のない発表をした。
同施設は、死亡者が出て初めて県に報告、発症から一九日間経過していた事に、集団生活者施設を預かる責任者として失格である。
人の命は地球より重く、いかに貴いものか自覚していない現れである。
また、交通事故で障害者になり、自宅にて十三年間の治療を受け、ワープロを打つまでに回復した一人の青年を、ある日、(旧)武生市福祉課が訪れ、「若越みどりの村」に入所する事を進めた。
しかし、親として不憫(ふびん)に思い入所を断り続けた。本人も、覚えたばかりのワープロでたどたどしく入所を拒む感情を伝えたと言う。
だが、親として入所する事で少しでも回復するのならと福祉課の誘いを受け入れてしまった。
ところが、数日して急に様態が悪化し、平成一四年十一月一七日、永遠の眠りについた悲しい出来事がおきてしまった。
遺族は納得がいかず鯖江市木村病院にお願いし、死因を調べてもらった結果「誤嚥性肺炎」で食したものが胃袋には治まらず肺にカンカンに詰まっていた事が死の原因であったという。
おそらく、時間が来れば食事だけを与え後は布団に寝せる、健康管理どころか食物が肺に溜まって行く課程さえ知らなかったと言える。水さえ肺に入れば死に繋がる。
本人はどれだけ苦しかった事か、悔しい事であっただろう。
そのカルテは、現在も木村病院に保管されていると聞く。
してみれば、「若越みどりの村」の施設は、身体障害者を受け入れる施設と言えるのだろうか。
県・健康の森にある障害者施設「コロニ」にしても、虐待があり当社は取材した事もある。
「若越みどりの村」には五十人のスタッフが働き、二人の障害者に対して一人のスタッフとなるわけだが、今度の事件にしても余りにもお粗末な態様であった。
スタッフが大勢いても、やる気のないスタッフでは事故を防ぐ事はできない。
健康増進課にしても、各施設に対して少しでも健康に関する変動があれば、すぐ報告するように義務づけるべきである。
人の生命が左右される事を忘れてはならない。
今後、県の責任問題が問われそうだ。
2008 /06/17記