越前市
中心市街地活性化
一九九〇年代の後半まではスーパーなどの出店を規制する大規模小売店舗法があり、大規模な店舗が出店する場合は地元業者ととの調整が必要でした。
しかしながら、地元の業者などを保護してきた政策に対する国際的な批判に押されるかたちで、二〇〇〇年に大店法が廃止され、逆に立地を容易にする大規模小売り店舗立地法(大店立地法)が施行された。
まちづくり三法とは、一九九八年から二千年にかけて整備された@大規模小売り店舗立地法A中心市街地活性化法B改正都市計画法の三の法律総称です。
空洞化した地方都市の中心市街地に賑わいを取り戻す事を目指す「まちづくり三法」が十一月三十日の改正都市計画法の施行で全面施行された。
今回の施行に伴い、二〇〇〇年施行の大規模小売り店舗立地法、昨年八月に施行された改正中心市街地活性化法とともに、中心市街地の再生に向けた法的な枠組みが整った事になる。
高齢化を見据えて徒歩圏内に生活施設をそろえ、車無しでも安心して暮らせる「コンパクトシティー」のまちづくりなどの取り組みが全国各地で活発化しているが、改正中心市街地活性化法に基づき越前市が国に申請していた基本計画が三十日、福井市など四市とともに認定された。
基本計画に沿って越前市が取り組むまちづくりを国が補助金などで重点的に応援する事になる。これで改正法下での認定は計二十三市となったが、一度失われた賑わいを取り戻すのは容易ではなく、各地で試行錯誤が続いている。
越前市の基本は”自立と協働”の基本理念のもと新たな時代に対応したまちづくりに取り組み、本市は魅力を総合的に高め公共サービスや商業、各種業務、宿泊コンベィション機能、丹南地域における中心都市にふさわしい広域的な機能の集積の整備に取り組むものだ。
改正まちづくり三法の施行により大型スーパーや娯楽施設など大規模集客施設の郊外立地が規制されるため、哀が進み「シャッター通り」と化した中心市街地の商業者にとっては待ちに待った改正三法施行かもしれない。
しかし、中心市街地商店街に求められるものは改正三法法の施行による活性化効果に期待する姿勢ではなく、商業者自らが率先して消費者ニーズに応え得る魅力ある品揃えやサービスを提供する事だと銘記すべきだ。
そういう観念から、福井市、越前市両市には中心市街地の賑わいを取り戻す為の一層の活力と地域の創意工夫を期待したい。
越前市は国府特有の歴史や文化を併せ持つ越前らしい個性を前面に打ち出し、観光客が大幅に増える事を期待したい。
2007 /12/10記