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彼岸花(曼珠沙華=マンジュシャゲ)
”家のどこかに閉め忘れたる窓があるテーブルの下の足に秋風”
歌人・坂本朝子氏のうたである。
暑い暑いと言っていたが、季節は忘れずに秋の訪れを告げるかのように曼珠沙華(彼岸花)が咲いた。
田舎道の片隅に郡生していたのを思い出す。
真っ赤な色が火を連想させたので、子供のころ、取ってくると母親に「そんなもの取ってくると家が火事になる」などと叱られたものだ。
それは、彼岸花に毒(リコリン)があるので、子供がそれに触れないようにとの親心があったのではないだろうか。
秋は静かに忍びよる。
2007 /09/25記